
ドローンは空を自由に飛び回るイメージがありますが、実際にはさまざまなルールに基づいて運用されています。
自動車と同じように、無許可で飛行したり、決められた規則を守らなかった場合、罰則や罰金が科されることもあります。
その中でも、とくに重要視されているのが「リモートID」という仕組みです。
これは、ドローンが「いつ・どこを・誰が」飛ばしているかを、自動的に電波で発信するもので、空を飛ぶドローンに取り付ける「ナンバープレート」のような役割を果たします。
なお、リモートIDで発信されるのは機体情報に限られており、操縦者の氏名や住所などの個人情報が公開されることはありません。ドローンによる事故やトラブルが増える中で、機体の持ち主が不明なままでは、安全な空の運用は成り立ちません。
リモートIDの導入によって、飛行中の監視やトラブル発生時の追跡が可能となり、責任の所在も明確になります。
こうした背景から2022年6月からは100g以上のドローンに対してリモートIDの搭載と国への登録が義務づけられました。ドローンを社会に安全に浸透させていくための「信頼のインフラ」として、非常に重要な役割を担っています。
次回は、ドローンの「免許」や「国家資格」についてご紹介します。