
ドローンで空から眺めると、普段見慣れていた景色がまったく違って見えることに驚かされます。
名寄を代表するひまわり畑もその一つで、地上からは花の高さに囲まれ、歩く人の目線では一部分しか見えません。
ところが上空から見下ろすと、一面に広がる黄色のじゅうたんが目に飛び込み、畑の形や通路の配置まで一目で分かり、咲き方のばらつきや色の濃淡まで映し出されます。農業の管理や観光のPRにも応用できそうだと感じる瞬間です。
そして、冬になると景色は一面の銀世界に変わり、町並み全体が白に覆われます。
ただ、除雪された道路や雪の凹凸によって建物の形が浮かび上がる瞬間もあり、白の中にくっきりと線や影が描かれるようで、空から見ると地上では気づきにくい模様や輪郭が際立って映し出され「この場所は除雪が早い」「ここはまだこれからだ」といった違いも一目で把握できます。
自動車学校のコースも、除雪後には模様のように浮かび上がり、作業の進み具合まで確認できるのは空からならではの視点で、コースも普段の景色が思いがけずアートに変わる瞬間です。こうした「全体像」を把握できるのが空撮映像の大きな魅力です。地上からは点でしか見られなかったものが、上空からだと面的につながり、町や自然が一つの姿として浮かび上がります。そのため「地域全体がどういう形をしているのか」を直感的に理解することができ、単なる景色の記録を超えた価値が生まれます。
また、空撮映像を記録として残しておくことで、季節や年ごとの比較も可能になります。「この年は雪が多かった」「この夏は花が鮮やかだった」といった違いが、映像を通して具体的に思い出され、暮らしや環境の変化を確かに残すことができます。
これは単なる思い出にとどまらず、地域の記録(データ)として残っていきます。日常では見過ごしていたことを「違う目線」で映すことで、新しい発見や気づきが生まれ、地域をより深く知るきっかけになる、それこそが空撮映像の本当の魅力だと感じています。次回は、ドローン映像をみんなで見るときの楽しさをお伝えします。

