
~空に浮かぶしくみを、ちょっとだけ科学の目で~
「空を飛ぶ」と聞くと、飛行機や鳥の姿が思い浮かびますよね。でも、ドローンが飛んでいる姿はそれらとは少し違います。
小さなプロペラをいくつも回転させ、まるで空中に“ピタッ”と止まっているかのように見えるあの飛び方。不思議だなと感じたことはありませんか?
ドローンが飛ぶ原理は、とてもシンプルに言うと「上向きの風をつくる」ことです。ドローンの上部にある複数のプロペラ(回転翼)が高速で回ることで、下向きに強い風を起こし、その反作用として上に持ち上がる、つまり“浮く”のです。
これは飛行機のように翼で揚力を生むのとは違い、ヘリコプターに近いしくみです。プロペラのバランスを精密に調整することで、ドローンはその場に止まったり、前後左右に滑らかに動いたりできます。
この制御を可能にしているのが、内蔵されたセンサーやコンピュータです。目には見えませんが、機体の中では毎秒何百回という計算が行われていて、まさに“空飛ぶロボット”と呼ばれる理由がここにあります。
次回は、そんなドローンを操作する「プロポ(送信機)」や、自動飛行など操縦のしくみについて、さらに掘り下げていきます。