今年の春から、名寄高校情報技術科でドローンを使った授業が始まりました。最初は「難しそう」と不安そうにしていた生徒たちも、実際に操縦体験を重ねるうちに、操作の感覚をつかめるようになり、うまくいった瞬間は場の空気がふっとやわらぐようになりました。そうした経験を重ねるうちに、スティックの動かし方や姿勢の安定などを自分で意識しながら調整できるようになり、その成長を間近で見るたびに教える側としてもうれしくなります。

ドローンの授業では、まずなぜ飛ぶのかという基本の仕組みを学びながら、安全に操作するための知識や姿勢を身につけていきます。操縦のコツをつかむにつれて、興味を持つ生徒も増えてきました。「国家資格を取ってみたい」「もっと高度な操縦をしてみたい」と話す声も聞かれ、空を飛ばす技術が特別なものではなく、自分たちにもできるかもしれない、そんな前向きな反応も増えてきました。ドローンを通して、これまでにない分野に挑戦する面白さを少しずつ実感しているようにも見えます。

授業を通じて見えてきたのは、ドローンが新しい学びのきっかけになっていることです。実際に機体を動かしながら空の仕組みを知るうちに、「もっと知りたい」「次はこう飛ばしてみたい」と興味が広がっていき、これまで触れる機会の少なかった分野だからこそ、操縦や整備の体験を通して自分の得意なことや関心を見つけていく姿が印象的です。

まだドローン授業は始まったばかりですが、将来どんな分野に進んでも、この経験が自分の力になると感じています。ドローンの可能性は、これからさらに広がっていくと思います。

新しい技術や働き方が次々と生まれる中で、高校生のうちから実際の機体に触れ、空を飛ばすという経験は、きっと大きな意味を持つはずです。こうした関心や挑戦の気持ちを、これからも大切にしていきたいです。

次回は、シニア世代によるドローンの新たな活用について触れていきます。