
少し前までは結びつきにくかった「ドローン」と「防衛」という言葉が、いまは並んで語られるようになってきました。
実際、国内ドローンメーカーのテラドローンが、3月に防衛分野への本格参入を発表したというニュースもあり、防衛という言葉には少し重さがありますが、ドローンの使われ方が新しい段階に入ってきたことを感じさせます。
「防衛」と聞くと、少し身構えてしまう方もいるかもしれません。ただ、見方を変えると、人や暮らしを守るための技術として、ドローンの可能性が広がってきたとも言えます。人がすぐには近づけない場所を先に確認する、危険のある場面で無理を減らす、必要な情報を素早く集める、そうした力が求められる場面は、防衛に限らず、災害対応や地域の安全の中にもあります。
大事なのは技術そのものより使い方であり、どれだけ性能が上がっても、使う目的によってその意味は大きく変わりますし、今回のニュースを通してあらためて感じたのは、ドローンがもう限られた用途だけのものではなく、社会の中で幅広い役割を持ち始めているということです。
こうした動きを知っておくことは、ドローンを活用する立場としても、いろいろと考えさせられるところがあります。だからこそ、ドローンはただ飛ばせればよいのではなく、安全や責任まで含めて学ぶことの大切さも、これまで以上に増しているように思います。
便利だから使う、珍しいから使う、という段階は少しずつ過ぎているのかもしれません。
これからは、何のために使うのかを考えることまで含めて、ドローンと向き合う時代になっていくのだと思います。


